メンテナンス

【S2000】フロント周り(ハイビーム、ロービーム、ウィンカー、ポジション)をLED化

先日、S2000のリア周り(ウィンカー、テール・バックランプ、ナンバー灯)のLED化をしたことによって、夜間走行時の視認性向上や、ドレスアップ効果、消費電力を抑えられるなど数多くのメリットがありました。

今回、第二弾としてS2000のフロント周り(ハイビーム、ロービーム、ウィンカー、ポジション)をLED化したので紹介します。

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お勧めポイント

  1. バラストを取り外せるため、軽量化が可能
  2. 圧倒的に明るい(夜間でも安心できる)
  3. 車検に対応している

気になるポイント

配線加工が必要になるので、取り付けには多少工夫が必要になる

メーカー様から商品を提供いただき、記事を作成しています

メンテナンスの記録

  • 作業日:2025年5月
  • 走行距離:131326km

S2000(AP1)のバルブ形状について

  • ヘッドライト(ロービーム):D2S
  • ヘッドライト(ハイビーム):H1
  • ポジションライト:T10
  • ウィンカー(フロント):S25 150度

仕様について

仕様については以下です。

Qシリーズ(D2S)

  • 明るさ:片側1灯あたり68400cd
  • バルブ形式:D2S
  • ケルビン数:6500k
  • LEDチップ:特注高性能LEDチップ
  • 冷却ファン:静音設計ファン内蔵
  • 防水防塵:IP67
  • 消費電力:65W
  • 電圧:12V専用

Mシリーズ(H1)

  • 明るさ:片側1灯あたり49600cd
  • ケルビン数:6500k(ホワイト)
  • LEDチップ:特注の明るいLEDチップを搭載。
  • ボディ素材:アルミニウム合金
  • 冷却ファン:静音設計ファン内蔵
  • 防水防塵:IP68
  • 消費電力:55W
  • 電圧 :12V/24V

LEDポジション・バックランプ 2400lx 爆光(T10・クールホワイ)

  • バルブ形状:T10 ウェッジ球 極性あり
  • 明るさ:明るさ1灯あたり2400lx(ルクス)
  • カラー:8000K(クールホワイ)
  • LEDチップ:特注の明るいLEDチップ22基搭載
  • 電圧:12V
  • 消費電力:9W / 1球 4.5W

LEDウインカー パーフェクトステルス アンバー 1000lm

  • バルブ形状:T20/T20ピンチ部違い/S25 150°(ピン角違い) / 180° 無極性
  • 明るさ:1000lm(ルーメン)
  • サイズ:45mm x 20mm
  • 色:アンバー
  • 消費電力:29W
  • 電圧:12V車対応/ハイブリット車対応※24V車非対応

開封

Qシリーズ(D2S)

同梱品については以下です。

同梱品

  • LEDバルブ×2
  • 結束バンド×2
  • 取扱説明書(製品保証書)×1
  • 圧着スリーブ×4

Mシリーズ(H1)

同梱品については以下です。

同梱品

  • LEDバルブ×2
  • 結束バンド×2
  • 取扱説明書×1

LEDポジション・バックランプ 2400lx 爆光(T10・クールホワイ)

同梱品については以下です。

同梱品

  • LEDバルブ×2
  • 取扱説明書×1

LEDウインカー パーフェクトステルス アンバー 1000lm

同梱品については以下です。

同梱品

  • LEDバルブ×2
  • 取扱説明書×1

交換方法

step
1
フロントバンパーを外す

配線加工が必要になるため、バンパーを取り外しました。

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step
2
ヘッドライトの取り外し

配線を加工するためにヘッドライトを取り外します。

step
3
ポジションのバルブ交換

ポジションランプを確認するとすでにLEDバルブになっていましたが、メーカー不明なことや前オーナーがいつ交換したか不明のため、交換します。

引き抜けばバルブを取り外せます。

比較すると既存で装着されていたLEDバルブの方が小さいですが、LEDチップの数がHID屋の方が多いので明るさに差が出ると思います。

逆の手順で交換すれば完了です。

step
4
ウィンカーのバルブ交換

ウィンカーバルブを外して状態を確認すると表面の塗料が剥がれて、劣化していました。(前回今回したリアウィンカーのバルブと同様の状態です)

左にひねれば取り外せます。

「LEDウインカー パーフェクトステルス アンバー 1000lm」とハロゲンバルブを比較すると大きさはほぼ一緒です。

逆の手順で交換すれば完了です。

step
4
ロービームの配線加工・バルブ交換

バルブを引き抜くためにカバーを外しますが、トルクスネジが使われています。

バルブが見えるので、引き抜きます。

LED化することによって不要になるバラストを取り外します。

片方だけで500gぐらいの重量があるので、左右のバラストを取り外すだけで1Kg以上の軽量化につながります。

バラストを取り外すと隙間が生れてしまうので、アルミテープで塞いで起きました。

バラストについていたカプラーを抜き取り、これをLED側に取付けることで車体側の配線加工無しで取り付けられるようにします。

当初はこのバラスト側のカプラーを購入しようと思いましたが、販売が終了しているようで入手できなかったため、再利用しています。

確認はとれていませんが、おそらく住友電装「61810070」が使われているカプラーの型番だと思います。

LED側の配線加工をするために住友電装「090型」メス・オス、ワイヤーシールを購入しました。

LED側の配線加工をして、カプラーを刺せば取付けられるようにしています。

配線加工完了です。

step
5
ハイビームの配線加工・バルブ交換

ハイビーム側については、ロービーム側と同様にLED側の配線加工することによって、車体側の配線加工無しで取り付けられるようにします。

もともとついていたLED側の配線を切り落とします。

車体側がH4カプラーメスになっているので、LED側をH4カプラーオスに変更しています。

step
6
組付け

各種バルブをヘッドライトに取付けて、逆の手順で元に戻せば完成です。

step
7
点灯確認

最後に点灯確認します。

使用した感想

とにかく明るい

ハロゲンバルブからLEDバルブに交換することによって、どのくらい明るくなるかについては以下記事の各リンクで紹介しているため、省略しますが、見た瞬間に効果を体感できます。

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車やバイクのカスタムには、性能に影響しないものや、むしろ劣化につながるものもあります。

しかし、ハロゲンバルブからLEDバルブへの交換は、確かな効果を実感できるカスタムのひとつです。

見た目の印象が変わるだけでなく、LEDバルブはハロゲンバルブよりも明るく、後続車のドライバーが前方に注意を向けやすくなります。

また、瞬時に発光する特性があるため、追突事故の予防にもつながります。

消費電力を抑えられる

LEDバルブは、ハロゲンバルブやHIDと比べて消費電力が少ないため、バッテリーへの負荷を軽減できます。

通常の走行中は、エンジンの回転数に応じてオルタネーターが発電しますが、アイドリング時には発電量が少なくなり、バッテリー上がりのリスクが高まります。

車両にはエアコン、カーナビ、灯火類など、多くの電力を消費するアクセサリーが搭載されているため、たとえ各アクセサリーの消費電力が小さくても、全体の積み重ねがバッテリーに影響を与えることになります。

そのため、LEDバルブへの交換は、バッテリー上がりや消耗のリスクを軽減するための有効な手段だと思います。

古い車やバイクの場合は点検必須

車検は問題なく通過しており、バルブの玉切れもありませんでした。

ただ、ウィンカーバルブの塗装が剥がれており、かなり劣化が進んでいる状態でした。

中古で車両を購入した場合、前オーナーのメンテナンス履歴が分からないことも多いため、一度点検しておくことをおすすめします。

古い車でLEDバルブが使われている場合、前オーナーが交換している可能性が高いですが、ハロゲンバルブが使われている場合は未交換の可能性もあります。走行中のトラブルを防ぐためにも、早めの交換を検討すると安心です。

まとめ

S2000のフロント周り(ハイビーム、ロービーム、ウィンカー、ポジション)のLED化については、配線加工が必要になるため、少し難易度は高いです。

初期型S2000(AP1)は、製造からすでに20年以上が経過しています。

純正バルブが一度も交換されていない場合は、劣化の可能性があるため、交換を検討する価値があります。

交換する際は、純正のハロゲンバルブの方が価格は抑えられますが、光量や耐久性を考慮すると、LEDバルブへの変更がおすすめです。

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