GRBを納車してから20000km以上走行し、総走行距離も約100000kmに近くなってきたので、いろいろと手を加えてメンテナンスしています。
タイミングベルトやプラグ、ウォーターポンプなどの定番メンテナンスは一通り終わって、次にメンテナンスをしたいと思っていたのが、ヘッドライト(ハイビーム・ロービーム)でした。
日頃から日中の時間走るよりは、週末の深夜や早朝などの夜明け前にドライブに出掛けて、朝に帰ってくることが多いため、ヘッドライトの使用頻度が高いです。
もちろん、食料品や日用品などを買うために日中の時間に車を使用することもありますが、渋滞などのストレスなく気持ちよく走りたいので、深夜や早朝の時間にドライブしています。
ヘッドライトについて以下の理由から交換したいと思っていて、今回交換することにしたので紹介します。
- 前オーナーがいつ変えたか分からない
- ヘッドライトの明るさが弱い
- 暖色系の色味から白色系の色味に変えたいと思っていた
今回使用したハイビームのバルブは、HID屋のMシリーズ(HB3)を使用して、ロービームのバルブについてはQシリーズ(D2S)を使用しました。
Mシリーズとは
コストパフォーマンスが高く、純正のハロゲンバルブをLEDバルブにボルトオンで交換できるシリーズ
Qシリーズとは
シリーズの中で一番の爆光ですが、HIDバルブからLEDバルブに変更する場合のみ、配線加工が必要です
ハロゲンバルブからLEDバルブへの変更時はMシリーズと同様にボルトオンで交換できます
お勧めポイント
- Mシリーズの場合、ボルトオンで交換できるため、簡単
- びっくりするくらい明るくなる
- 車検に対応している
- QシリーズでHIDから交換する場合、バラストを取り外せるため、軽量化できる
- LEDに交換することで消費電力を抑えられため、バッテリーに優しい
気になるポイント
とくになし
メーカー様から商品を提供いただき、記事を作成しています
メンテナンスの記録
- 作業日:2025年1月
- 走行距離:98,807km
仕様について
仕様については以下です。
Qシリーズ仕様
- 明るさ:68400cd(カンデラ)※数値は車種やレンズ、取付の状態、バルブや測定器の種類によって変動
- ケルビン数:6500k
- LEDチップ:特注高性能LEDチップ
- 冷却ファン:静音設計ファン内蔵
- 防水防塵:IP67
- 消費電力:65W
- 電圧:12V専用
Mシリーズ仕様
- 明るさ:49600cd(カンデラ)※数値は車種やレンズ、取付の状態、バルブや測定器の種類
- ケルビン数:6500k(ホワイト)
- LEDチップ:特注の明るいLEDチップ
- ボディ素材:アルミニウム合金
- 冷却ファン:静音設計ファン内蔵
- 防水防塵:IP68
- 消費電力:55W
- 電圧 :12V/24V
開封
Qシリーズ
同梱品については以下です。
同梱品
- LEDバルブ×2
- 結束バンド×2
- 取扱説明書(製品保証書)×1
- 圧着スリーブ×4
Mシリーズ
同梱品については以下です。
同梱品
- LEDバルブ×2
- 結束バンド×2
- 取扱説明書×1
- HB4/HIR2に変更するためのOリング
交換方法
step
1バンパーを外す
通常のバルブ交換だけなら、バンパーを外す必要はありませんが、今回配線加工する必要があったため、外しました。
step
2ヘッドライトを外す
ヘッドライトにつながっているカプラーを2本抜いておきますが、これが非常に硬いです。
ヘッドライトを固定しているボルトを外せば取り外しができます。
step
3ハイビーム交換
ハイビーム側は配線加工不要なMシリーズへの交換のため、ハロゲンのバルブを取り外します。
MシリーズのLEDバルブを逆の手順で取り付ければ完成です。
step
4ロービーム交換
ロービーム側はHIDになっているので、バルブを抜きます。
LEDに交換したことによってバラストが不要になるので、撤去しました。
Qシリーズの接続端子が平型端子になっていたので、加工して取り付けました。
余分な配線処理をして、最後に逆の手順で元に戻せば完成です。
使用した感想
とにかく明るい
交換前のハイビーム(ハロゲンバルブ)とロービーム(HID)を デジタル照度計で測定しました。
交換後のハイビーム・ロービーム(LEDバルブ)についても デジタル照度計で測定しました。
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測定結果
交換前:13010Lux(ルクス)
交換後:19020Lux(ルクス)
Lux(ルクス)とは
照らされた場所に、どれだけ光があたっているかを表す「照度」の単位
測定結果から、1.46倍(計算式:19020/13010)明るくなりました。
LEDバルブに交換することで、明るくなるとは思っていましたが想像以上に変化があり驚きました。
部品点数を少なくでき、軽量化できる
LED化することによって、HIDでは必要だったバラストを取り外すせるため、ヘッドライトの構造をよりシンプルにできます。
部品点数が多いとトラブルが起きた際の原因特定に時間がかかったり、故障のリスクが多くなるので、よりシンプルにできたことは嬉しいポイントでした。
また、バラストを取り外すことができるため、数百グラムですが、フロント周りを軽量化できます。
消費電力を抑えられる
LEDバルブはハロゲンバルブやHIDよりも消費電力を抑えられるため、バッテリーへの負荷を抑えられます。
通常走行していれば、エンジンの回転数に合わせてオルタネーターで発電できますが、アイドリング中は発電量が低いため、バッテリー上がりのリスクがあります。
1つ1つのアクセサリーの消費電力が低くても、エアコンやカーナビ、灯火類など電力を消費するアクセサリーが車には数多く装備されているため、消費電力を抑えるひとつひとつの積み重ねが大切です。
LEDバルブに交換することで、バッテリー上がりや消耗へのリスクを少し抑えられます。
まとめ
Qシリーズを使用したのでヘッドライトを外したり、配線の加工が必要になったため、少し作業が大変でしたが、交換したことによって明るくなったので、夜間でも安心して運転できるようになりました。
配線加工できるならQシリーズの方が明るいのでお勧めですが、個人的にはボルトオンで取り付けできるMシリーズでも性能は十分だと思います。