大学時代、車の購入を考えていましたが、維持費の面で断念し、代わりに中型免許を取得後、中古のバイクを手に入れました。
当初はバイクに乗るつもりはなかったのですが、行動範囲が広がったことや、好きなタイミングで自由に出かけられる楽しさに惹かれ、次第にバイクが好きになっていきました。
今でも変わらず、バイクに乗り続けています。
そんなある日、書店で偶然目にした雑誌「RIDEX」を手に取り読んでみると、バイク乗りの世界が広がっていて、強く共感したのを覚えています。
それをきっかけに、東本昌平さんの作品に惹かれ、漫画『キリン』なども購入して読むようになりました。
最近、自宅を整理していた際に学生時代に買った「RIDEX」や東本さんの作品が出てきて、ガレージで久しぶりに読み返してみたところ、懐かしさが込み上げてきました。
今回は、そんな思い出とともに、個人的に面白いと思う「RIDEX」の魅力を紹介します。
個人的に思うRIDEXの面白さ
バイク乗りの物語
全話に共通しているのは、主人公がバイク乗りであるという点。
バイクとその乗り手との関係性を軸に、それぞれの人生や想いが描かれていきます。
旅の途中で出会う人々との交流、過去の記憶との対峙、孤独や自由への憧れなど、バイクという乗り物を通して展開される物語は、どこか切なく、そして力強い印象を残します。
大学生の頃、ページをめくるたびに「いつかこんなバイク乗りの大人になりたい」と憧れを抱いて読んでいました。
短編なのでサクッと読める
この作品は、一話完結型の漫画オムニバス集で構成されており、各話は10数ページというコンパクトなボリュームで完結します。
短いながらも濃密なストーリー展開が魅力で、読者はページをめくるたびに異なる世界観や感情に触れることができます。
文字数は少なめですが、全編フルカラーで描かれているため、セリフ以外の情報も豊富に盛り込まれており、登場人物の表情や風景、バイクの質感などから多くの物語を読み取ることができます。
色彩や構図の工夫によって、言葉では語りきれない空気感や余韻が伝わってくるのも、この作品ならではの魅力です。
自分の乗っているバイクが登場する
自分が乗っているバイクが漫画の中に登場すると、思わずそのキャラクターに自分を重ねてしまい、テンションが一気に上がります。
まるで自分の愛車が物語の一部になったような感覚になります。
「このバイクでこんな旅ができるのか」「こんな風に走ってみたい」と、物語の中のシーンが現実のライディングに重なり、想像がどんどん膨らんでいき、バイクで走りたい欲が強くなります。
まとめ
『RIDEX』は全22巻が発売されており、すでに完結しています。
これからバイクに乗ろうと考えている方や、現在バイクに乗っている方にとって、バイク乗りの世界観や魅力を知るきっかけになるおすすめの漫画です。
興味があれば、ぜひ読んでみてください。