
愛車のGRBも製造から約15年が経過し、走行距離は約10万キロを超えたため、塗装の劣化や細かな傷が徐々に目立つようになってきています。
そこで、以下の記事で紹介しているHID屋のガラスコーティング剤を使用してみたところ、ボディへの映り込みが以前はぼんやりとしていたのに対し、施工後は鏡面のように輪郭がはっきりと映るようになりました。
また、年式が古いため塗装全体にくすみが見られていましたが、ガラスコーティングによって輝きがいくらか回復し、艶感も向上しました。
実際、友人や家族を乗せた際にはコーティングの話をしていなかったにもかかわらず、「車が綺麗になったね」と気づいてもらえたほどで、効果は確実に実感できました。
そんなお気に入りのHID屋のガラスコーティング剤がこのたび「TSUYA PRIME ガラスコーティングセット」としてリニューアルされ、さらにパワーアップしたので紹介します。
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お勧めポイント
- スプレータイプになったことにより、前回よりも施工がより簡単になった
- 下地処理剤により、ガラスコーティングの効果を際立たせられる
- 1時間で硬化するため、施工後の待ち時間が少ない
- 鏡面のような仕上がりになり、車体に光沢がうまれる
- 高い撥水効果
- ガラスコーティング剤の増量により、1つ購入すれば複数台に施工可能
屋外で施工する際の注意ポイント
- 風の強い日や炎天下での施工は控える
- 硬化させる必要があるため、雨予報の日は避ける
メーカー様から商品を提供いただき、記事を作成しています
メンテナンスの記録
- 作業日:2025年10月
- 走行距離:104,600km
仕様について
仕様については以下です。
ガラスコーティング剤の仕様
- 成分:イソオクタン(有機溶剤)、有機ポリシラザン(ガラス成分前駒体)、3-アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤
- 内容量:80ml
下地処理剤の仕様
- 成分:シリコーン樹脂、酸化アルミニウム、界面活性剤、有機溶剤、増粘剤
- 内容量:150ml
主なリニューアルポイント
- 下地処理材が追加になったことで、大幅にガラスコーティング剤の効果が向上
- ガラスコーティング剤の容量が25mlから80mlに増量(以前のコーティング剤は1台しかできなかっが、増量により複数台施工可能)
- グローブスポンジの追加
- パッケージからポーチタイプに変更になったことにより、まとめて収納可能
開封

同梱品については以下です。
同梱品
- HID屋ポーチ
- TSUYA BASE(下地処理剤)
- TSUYA PRIME(ガラスコーティング剤)
- アプリケーター×3個
- スポンジ大×1個
- グローブスポンジ×2個
- マイクロファイバークロス×2枚
ガラスコーティングの施工
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1洗車

ガラスコーティングを施工する前に洗車をし、マイクロファイバータオルで水滴をしっかり拭き取ります。
使用している洗車用品については、以下の記事で紹介しています。
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2鉄粉落とし
ボディに鉄粉が付着したままガラスコーティングを施工すると、表面がボコついたりムラができたりと、仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。
そのため、鉄粉をしっかり除去して、できるだけきれいな状態に整えておくことが理想です。
今回は、表面のザラつきが気にならなかったことと、以前に鉄粉除去を行っていることもあり、施工前の処理は省略しました。
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3下地処理

下地処理剤をボディに吹き付けて、スポンジで磨きます。

その後、マイクロファイバークロスで拭き取ります。
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4ガラスコーティング

ガラスコーティング剤は、必要な分だけスプレーボトルに移し替え、ボディに吹き付けて使用します。


その後、付属のアプリケーターで均一に塗り広げ、マイクロファイバークロスで乾拭きすれば施工完了です。
施工時のポイントとしては、一度に広範囲を作業するのではなく、コーティング剤をスプレーし、都度マイクロファイバータオルで拭き上げる作業を繰り返すことで、ムラなく美しく仕上げることができます。
場所を移動しながら丁寧に施工するのがおすすめです。
注意ポイント
- 一度使用したマイクロファイバークロスは使いまわせない(硬化後に使用するとキズの原因になる)

ボディ全体のコーティングが完了したら、1時間放置して完成です。
使用した感想
光沢感のある鏡面に仕上がる

すでにガラスコーティング済みのため、ボディの映り込みに大きな変化は見られませんでしたが、鏡面感がわずかに向上したように感じました。
年式の古い車で、全体的に塗装がくすんでいる状態のため、これまでガラスコーティング剤で艶を維持してきました。
今回さらに上塗りしたことで、塗装の輝きがもう一段階引き上げられた印象です。
撥水効果が高い


リニューアル前の製品でガラスコーティングを施していたため、単純な効果の比較は難しい部分もありますが、リニューアル後の製品を使用した際、ホースで水をかけると勢いよく水が流れ落ちる様子が見られ、下地処理剤の効果とガラスコーティング性能の向上を実感しました。
ボディに直接ホースで水をかけた部分は、水の勢いでほとんど水滴が残りませんでした。
まだ雨天でのドライブには出かけていないため、実走行での検証はこれからですが、期待が高まっています。
普段はガレージ保管のため直射日光の影響は少ないものの、雨天・雪道・山道・海岸など、外装に負荷のかかる環境で走行する機会が多くあります。
リニューアル前の製品では、ガラスコーティングによってボディ全体がしっかり保護され、虫汚れも簡単に落とせるため、軽い洗車でもすぐにツヤのある仕上がりが得られました。
また、大雨の中を走行した後にガレージへ戻って車体表面を確認すると、水滴が粒状にまとまっており、撥水効果がしっかりと機能していることが目視で確認できました。
撥水性能が高いことで、雨天時の水弾きはもちろん、汚れの付着も抑えられ、洗車の頻度や手間の軽減にもつながります。
シャンプーや水の流れもスムーズで、洗車作業がより快適になる点も魅力です。
今回のリニューアル製品でも、従来品以上の撥水効果が期待できそうです。
簡単に施工できる

HID屋のガラスコーティング剤は施工がシンプルで簡単なことが特徴です。
施工手順
- 普段と同じように洗車して水気を拭き取る
- 下地処理剤を吹きかけてスポンジで磨く
- ガラスコーティング剤を吹きかけて、付属のアプリケーターで磨く
- マイクロファイバータオルで拭き取る
- 硬化するまで1時間待つ
リニューアル前と比べると下地処理の工程が増えていますが、スプレーで吹きかけてスポンジで磨き、最後にクロスで拭き上げるだけなので、作業自体は簡単です。
下地処理剤はボトルにスプレーキャップを取り付けるだけで使用できますが、ガラスコーティング剤はスプレーボトルに液剤を移し替える必要があり、こぼれるリスクもあるため、個人的には下地処理剤と同様にボトルに直接スプレーキャップを取り付ける方式の方が使いやすいと感じました。
ガラスコーティング剤には茶色の瓶が採用されており、太陽光や蛍光灯などの紫外線による変質を防ぐ設計になっているため、スプレーボトルに液剤を移し替えたまま保管するのは避けた方がよいと思います。
今後のアップデートで、より扱いやすくなることを期待しています。
大容量なので複数台に使用できる

ガラスコーティング剤の容量が25mlから80mlへと約3倍に増量されたことで、単純計算でも車3〜4台分の施工が可能になります。
僕自身は、リニューアル前の製品を2本使って、車2台(GRB・S2000)に加え、バイクのタンクやヘルメットにも施工していましたが、今回の容量アップによって、1本で完結できるのは非常に魅力的です。
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まとめ
リニューアルによって、下地処理剤が追加されたことでガラスコーティングの効果を高められるようになり、スプレー方式の採用により施工もより簡単になりました。
さらに、容量が25mlから80mlに増量されたことで、複数台の車に施工できるようになり、確実に製品がパワーアップしていると感じます。
ガラスコーティングというと、施工のハードルが高く感じられ、KeePerなどの専門サービスを利用する方も多いと思いますが、HID屋のように自分で簡単に施工できるタイプの製品があることで、DIY派にも手が届きやすくなります。
ちなみに、リニューアル前の製品を施工してから約半年が経過しましたが、撥水性や防汚効果はしっかりと持続していたため、今回の新製品も長期間にわたって効果を発揮してくれるのではと期待しています。
長期使用後のレビューについては、改めてこの記事に追記する予定です。

