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GoProの熱暴走原因と解決する方法!GoPro熱対策完全ガイド

2023年5月18日

バイク・車のマフラー音や走行時の音をなるべくクリアに撮影したいと思って、GoPro純正のメディアモジュラーを使用していますが、最初は撮影ができていても途中で撮影が止まってしまう事象が多く発生していました。

メディアモジュラーを使用しない状態だと途中で撮影が止まってしまうことはたまにしかなかったので、メディアモジュラーが原因だと考えていました。

撮影が止まる際の共通点を考えた時に、GoPro本体が結構熱くなっていたことから、熱によることが原因だと思い、調べるとGoProにはカメラ本体が一定以上の温度になると安全のため、撮影が停止される仕様になっていることが分かりました。

そのことから、GoProをアクセサリーなしでそのまま使う際や、メディアモジュラーを使用する際の熱対策についていろいろと調べたり試してみた結果、分かったことがあるのでこの記事では紹介します。

ポイント

GoProはカメラ本体が一定以上の温度になると安全のため、撮影が停止される仕様になっている

注意ポイント

熱対策をしたからといって、完全に熱暴走を防げるものではありません。(熱対策をしても限界はあるので、長時間の撮影が必要な場合は別のカメラを用意する必要がある。)

GoProの熱対策

  1. 【重要】ファームウェアを最新の状態にしておく
  2. 【重要】バッテリーを外して給電しながら撮影する
  3. 【重要】高フレームレート・高解像度に設定している場合は設定を下げる
  4. 【重要】手振れ補正を使用しない
  5. 涼しい部屋で使用する
  6. ヒートシンクを使用する

熱対策

ファームウェアを最新化しておく

GoProのファームウェアを最新の状態にアップデートすることで、内部で動いている制御ソフトウェアの不具合を解消することができ、パフォーマンスが改善される場合があります。

その結果、熱暴走を抑えることができたり、脆弱性の対策になります。

注意ポイント

ファームウェアを更新することで、あらたな不具合が発生してしまうこともあるので、最新のファームウェアが提供されてから1~2週間はSNSなどで様子を見て、とくに問題が起きていないことを確認してからアップデートした方が安全です。

バッテリーを外す

GoProは寒冷地での使用のためにバッテリーウォーマー(カメラ本体が発熱する仕組み)を内蔵しているため、本体が熱を持つようになっています。

そのため、メディアモジュラーやカバーを装着した状態で使用すると余計に熱がこもってしまい停止してしまいます。

発熱を抑えることはできませんが、バッテリーを外してモバイルバッテリーや電源タップからUSBケーブルで給電しながら使用することで、稼働時間を伸ばすことができます。

ポイント

バッテリーを装着した状態で充電をしながら撮影をすることでも熱を持ちやすくなるので、USBケーブルで給電しながら撮影することが難しい場合は、バッテリーのみで撮影した方が発熱を抑えられます。

撮影設定を見直す(解像度・フレームレート)

GoProの撮影設定を5.3K60fpsや4K120fpsなどの高解像度・高フレームレートに設定している場合、GoPro本体に負荷が掛かっているため、解像度を2.7Kにしたり、フレームレートを60fpsなどの低設定に変更することで、発熱を抑えることができます。

低解像度・低フレームレートで撮影したファイルを後から高解像度・高フレームレートに変更することはできないため、とりあえず高解像度・高フレームレートに設定しておくことを考えてしまいがちですが、熱暴走により撮影できていなかったリスクを考えると本当に必要な解像度・フレームレートに設定をしておく必要があります。

動画編集でスローモーションなどの演出をしなければ、普段テレビやYoutubuで目にしている解像度・フレームレートに合わせて最大でも4K60fpsあれば十分だと思います。

fps参考

  • 映画:24fps
  • 日本のテレビ:30fpsまたは60fps
  • Youtubu:24fpsまたは60fps
  • PS5:最大120fps

撮影設定を見直す(手振れ補正)

GoProのHERO7 Black から、「HyperSmooth」といわれる手振れ補正機能を使用できます。

HyperSmoothでは、GoProの内部処理でシーン分析とローラー シャッター補正アルゴリズムを使用して、動きをフレーム単位で先読みすることで手振れを制御した滑らかな映像を実現していますが、その際にGoProのプロセッサやメモリーに負荷が掛かるため、発熱しやすくなります。

HyperSmooth機能は三脚などに固定して使用するなら「オフ」でもよいですが、アクションカメラという特性上動いて使用するシーンがほとんどで「オフ」にすることは難しいと思うので、高負荷が掛かるブーストを使用しない(オンにする)などでGoProの負荷を下げることができます。

HERO11 BlackのHyperSmooth設定

  • AutoBoost
  • ブースト
  • オン
  • オフ

なるべく涼しい場所で使用する

GoProは撮影する場所を選ばないことが魅力的なカメラなので、撮影する環境を整えることは難しいかもしれませんが、なるべく涼しい部屋・場所で使用することで、本体を冷やすことができます。

室内で撮影する場合は部屋を涼しくしておいたり、風通しをよくしておくことで撮影時間を延ばすことができます。

ヒートシンクを使用する

GoPro本体にヒートシンクを張り付けて、本体から発生する熱を外に逃がす方法もあります。

この場合、ヒートシンクに風を送って冷やすためのファンが必要になることや、ヒートシンクをGoPro本体に張り付けるため、他のアクセサリーが使えなくなってしまう可能性があるので、私は試していませんが効果はあるようです。

まとめ

GoProはアクションカメラで非常にコンパクトに設計されているため、熱による対策については通常のカメラに比べると弱い印象です。

そもそもですが、アクションカメラのため、長時間撮影する用途よりはシーンごとにポイントによる使い方を想定していると思うので、長時間の撮影が必要になる場合は別のカメラを購入する必要があると思います。

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