最近ツーリングをする際に今まで走ったことのない道を走ることが多くなってきたので、バイク用のスマートモニターやスマートフォンをナビ代わりに使用することを考えましたが、メーター周りはスッキリとさせておきたいことや、電源をとることが手間なので、どうするかを考えていた時にスマートウォッチを使用することを思いつきました。
スマートウォッチなら時計感覚で使用できるため、設置場所を気にする必要がないことや配線不要で簡単に地図をみれます。
今までスマートウォッチを使用したことがないため、バイクで想定通りに使用できるか分からないので、検証用に中古で安く購入できる初代Pixel Watchを購入したので紹介します。
ツーリング時にスマートウォッチがナビとして使用できるかについては、以下の記事で紹介しています。
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スマートウォッチはツーリング時にナビ代わりになるが課題もある
昨年引っ越してからツーリングコースが変わったことや、今まで行ったことのない場所に行く機会が増えてきたので、バイクでナビを使用するためにスマートモニターの設置やスマートフォンをナビ代わりに使用することを ...
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お勧めポイント
- Google Mapのナビが使用できる
- LINEなどの通知を確認できるため、ツーリング中にトラブルや連絡にすぐに気が付ける
- AMOLEDディスプレイが使われているため、日中帯でも液晶画面の表示が見やすい
- 防水仕様のため急な雨が降っても問題なく使用できる
気になるポイント
- GPS機能を使用したGoogle Mapを使用するとバッテリーの消費が多くなり、1日持たない
仕様について
仕様については以下です。
仕様
- 素材(ケース):80%リサイクルステンレス
- 素材(アクティブバンド):ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー
- サイズ:直径41mm,高さ12.3mm
- 重量:36 g(バンドを除く)
- 4G LTE および UMTS:対応
- Bluetooth:5.0
- Wi-Fi:802.11 b/g/n 2.4 GHz
- NFC:対応
- GPS:GPS,GLONASS,北斗,ガリレオ
- 互換性:Android 8.0 以降
- 最大輝度:1,000 ニト
- ディスプレイ:320 ppi AMOLED
- バッテリー:充電式リチウムイオン バッテリー(294 mAh)
- 充電:USB-C 磁気充電ケーブル
- チップ:Exynos 9110 SoC,Cortex M33 コプロセッサ
- OS:Wear OS 3.5
- ストレージ:32 GB eMMC 型フラッシュ
- メモリ:2 GB SDRAM
- センサー:コンパス,高度計,血中酸素センサー,多目的電気センサー光学式心拍数センサー,加速度計,ジャイロスコープ,周囲光センサー
- オーディオ:内蔵マイク,内蔵スピーカー
- 防水:5 ATM
開封
同梱品については以下です。
同梱品
- Pixel Watch
- アクティブ バンド(大小 2 種類)
- USB-C磁気充電ケーブル
- クイック スタートガイド
2025年に初代Pixel Watchを購入した理由
金額が安いのでお試しに丁度よい
初代Pixel Watchは2022年10月13日発売で、2025年現在Pixel Watch3が発売されているため、現行機と比べると2世代前の機種になり、最新機種に乗り換えた人が手離しているので、中古市場では1万円台で購入できます。
実際にツーリング中にスマートウォッチがナビ代わりになるのかについて試す必要があったので、安く購入できる初代Pixel Watchを選びました。
また、Pixel Watchを購入しようと思ったのが2025年4月で、数ヶ月後にはPixel Watch4が発売されるリーク情報もあり、今からPixel Watch3を購入してもすぐに古くなってしまうことも初代Pixel Watchを選んだ理由です。
注意ポイント
初代Pixel Watchのソフトウェア アップデート提供保証期限が2025年10月で今後サポートがなくなるため、AndroidスマートフォンのアップデートなどによりPixel Watchで使えない機能や不具合などが発生する可能性があります。
Wear OSが搭載されている
Google Mapを使用できる代表的なOSとして、Googleの「Wear OS」または、Apple Watchで使われている「watchOS」があります。
普段からAndroidスマートフォンを使用しているため、選択肢としては「Wear OS」を搭載しているスマートウォッチしかありませんでした。
Wear OSを搭載されているスマートウォッチの中で、Pixel Watchが一番シンプルでアクセサリーの種類が多かったことも選んだ理由です。
使用した感想
Google Mapが使用できる
Wear OSが搭載されているため、Google Mapが使用できます。
手ぶら状態で腕に装着しているPixel Watchを見れば目的地に到着できるため、歩きながらスマートフォンを見る必要がないことや、ツーリング時にもスマートフォンをバイクに装着したり、専用のスマートモニターを用意する必要がないので、配線加工やスマートフォン落下の心配はありません。
ライフログを記録できる
裏面には光学式の血中酸素や心拍センサーなどが搭載されているため、各種ライフログを取得可能で、取得したデータは「Fitbit」アプリで確認できます。
毎日使用していれば自然とライフログが溜まり、確認できて便利ですが、Pixel Watchを週末のツーリング時しか使用していないため、ほとんど活用していません。
スポーツや日々の活動を記録したい方には、便利な機能だと思いますが、「Fitbit」の有料会員にならないと利用できない機能もあるので利用時には確認が必要です。
シンプルな操作
Pixel Watchはタッチ操作、物理ボタン、リューズを使用して操作します。
各ボタンの役割
- 物理ボタンは1度押しで最近起動した機能の一覧表示、長押しで「Googleアシスタント」の起動
- リューズ:メニュー画面などでのスクロール操作、1度押しで機能一覧表示、2度押しで「Google Pay」のウォレット表示、長押しで電源を切る
操作するボタンが少ないため、操作は簡単ですが、画面が小さいため、Pixel Watch本体の設定や細かいGoogle Mapのナビ設定をする際は、スマートフォンのアプリから行った方が操作性が高いため、使い分けて操作しています。
バンド交換が可能
バンド交換ができるため、利用するシーンに合わせて自分好みにカスタマイズできます。
ツーリングでの使用がメインになるため、標準のシリコンバンドを使用していますが、急な雨が降ってきてもバンドに雨が染み込むことはないので、快適です。
バンド交換についても、工具などは不要でPixel Watch本体からスライドさせて交換する方式なので簡単です。
充電方式はイマイチ(専用の磁気充電ケーブルが必要)
充電するためには、専用の磁気充電ケーブルが必要です。
外出先で充電をするためには専用の磁気充電ケーブルを持ち運ばないといけないため、個人的には汎用的なUSB Type-Cケーブルによる充電ができる方式の方が嬉しかったです。
Pixel Watchを使用するのはツーリングでの使用がメインになりますが、バイクのシート下での充電も難しそうです。
充電にかかる目安時間
- 50%:約 45 分
- 80%:約 75 分
- 100%:約 110 分
まとめ
ツーリングのために初代Pixel Watchを購入しましたが、操作時のレスポンスも悪くなく、使い勝手もよいので、まずはお金をかけずに試してみたい方におすすめです。
ただ、初代Pixel Watchの場合、ソフトウェア アップデートの提供保証期限が2025年10月のため、長く使用したい場合は、ソフトウェア アップデートの提供保証期限が長いPixel Watch2や3がおすすめです。