これからのバイクシーズンに向けて、GSX-R1000のメンテナンスをしています。
カウルを取り外して各部分の点検をしている際に、メインハーネスやカプラーに砂やオイルなどが付着していて、汚れていることが気になりました。
愛車のGSX-R1000は20年以上前に製造されたバイクのため、汚れてしまっていることは仕方ないですが、ツーリング中に電装系のトラブルが起きるとその場での対応が難しいため、メンテナンスの一環として、メインハーネスとカプラーの状態確認と、清掃をすることにしました。
この記事では、今回清掃に使用したKUREのエレクトロニッククリーナーとコンタクトスプレーについて紹介します。
コンタクトスプレーと接点復活スプレーの違い
KURE製品の中には、コンタクトスプレーと接点復活スプレーの2種類あり、用途が似ていますが、公式HPのコンタクトスプレーの説明に、「自動車やオートバイのコネクター、ハーネス、ヒューズ、各種センサー、バッテリーターミナルなど電気系統の接点復活。」の記載があったので、今回はコンタクトスプレーを選びました。
お勧めポイント
- カプラーやコネクターの汚れを簡単に落とせる
- 接点復活・腐食予防できる
- 価格が安いので気軽に使用できる
気になるポイント
とくになし
仕様について
エレクトロニッククリーナー
仕様については以下です。
仕様
- 成分:石油系溶剤
- 内容量:380ml
- 製品サイズ:200×Φ66(mm)
- 製品重量:368g
- 消防法分類:第1石油類、危険等級ⅱ
コンタクトスプレー
仕様については以下です。
仕様
- 成分:鉱物油、防錆剤、石油系溶剤
- 内容量:300ml
- 製品サイズ:163×Φ66(mm)
- 製品重量:310g
- 消防法分類:第3石油類、危険等級Ⅲ
使ってみた
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1マイナス端子を外しておく
念のためにマイナス端子を外しておきます。
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2タンクやカウルを外す
バイクの場合、タンク下側やシート下、アッパーカウル周辺に重要な配線があるので、タンクや外装は外しておきます。
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3カプラーを外す
汚れをきれいにしたり、接点を保護するためにカプラーを外します。
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4エレクトロニッククリーナーで汚れをキレイにする
エレクトロニッククリーナーを使用して、砂やオイルの汚れを落とします。
公式HPを確認すると速乾性で残渣がなく、拭き取りが不要と記載がありますが、念のためにペーパーで拭き取っておきました。
また、カプラーの隙間の汚れについては歯ブラシなどで擦るときれいにできます。
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5コンタクトスプレーで接点を保護
清掃が終わったら、カプラーの中にある接点にコンタクトスプレーを使用して接点を保護します。
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6元に戻す
外したカプラーを元に戻して完成です。
使用した感想
メインハーネスやカプラーの汚れを簡単に落とせる
タンクを外した際に気になっていたメインハーネスやカプラーの汚れにエレクトロニッククリーナーを吹きかけるだけで汚れを浮かせることができるため、最後に軽くウエスなどで拭くだけで簡単にキレイにできます。
カプラーのすき間の汚れは、使い古した歯ブラシを使用すること効率よく落とせます。
吹きかけるだけで簡単に汚れを浮かせることができるので、力を入れてこする必要はないため、メインハーネスやカプラーに与える負荷を抑えてキレイにできます。
愛車のGSXは製造されてから20年以上経過しており、経年劣化やエンジンからの熱により、ケーブルやカプラーが脆くなっているため、余計な負荷を与えないで清掃できる点が気に入っています。
接点を保護できる
カプラーの接点が汚れていたり錆びていると、接触不良によりライトが点灯しなかったり、スイッチが反応しなかったりなどのトラブルが起きます。
コンタクトスプレーには防錆効果や摩擦軽減効果があるため、事前にトラブルを予防できます。
ツーリング中に電装系のトラブルが起きると対応できないため、場合によってはレッカーでの搬送になってしまうこともあるので、リスクを減らせることは重要です。
効果を感じにくいメンテナンスですが、とくに古いバイクを乗っている場合は安心してツーリングを楽しむための重要なメンテナンスです。
価格が安いので気軽に使用できる
WAKO'Sや他メーカーからも同じような商品が発売されていますが、2000円超えてくるため、金額的には高めです。
エレクトロニッククリーナーとコンタクトスプレーはホームセンターなどで2つ合わせても1500円以内で購入できてしまうため、コストパフォーマンスは高いと思います。
金額が安いこともあり、気になった時に気軽に使えることも気に入っているポイントです。
まとめ
今回はバイクでの使用がメインでしたが、所有している車も年式がたっており、ハーネスやカプラーも同じように汚れているので、今後は使っていきたいと思います。
また、バイクや車以外にも精密機器、テレビ・オーディオ・パソコンなどのさまざまなものに汎用的に使用できるため、接触不良が起きていたり、トラブルを予防したい場合は試してみてください。