メンテナンス

S2000のオイルが減る理由と消費量チェック

S2000は普通車と比べるとオイル消費量が多いため、定期的なチェックが必要で、とくに後期型のAP2よりも初期型のAP1の方がオイル消費量が多い傾向があるようです。

僕自身S2000を購入するまでは知らなかったことですが、購入した車屋で「1000km毎にオイルレベルゲージを確認して、必要に応じてオイルを継ぎ足してください」と言われました。

ポイント

S2000でオイルが減るのは持病で、オイルが減った状態で走るとエンジンブローにつながるので、オイル残量のチェックは定期的に必要です。

厳密には違いますが、昔乗っていた2ストのバイクみたいだと思いつつ、S2000でオイルが減る理由と僕自身が所有しているS2000のオイル量のチェック結果について紹介します。

S2000でオイルが減る理由

オイル上がり・下がり

エンジンオイルがピストンやシリンダーなどから燃焼室に入り、オイルが燃焼することがあります。(オイル上がり)

吸排気バルブとオイルパンを仕切っているステムシールが経年変化で、エンジンオイルが燃焼室に入ってしまうこともあるようです。(オイル下がり)

パッキンの劣化

ヘッドカバー等の各種パッキンの劣化により、オイルが漏れることがあります。

S2000も初期型のAP1だと製造から25年以上経過している車体もあるので、パッキンからのオイル漏れは仕方のない部分があります。

オイル量チェック

確認方法

ボンネットを開けて、オイルレベルゲージを引き上げます。

その後、ウエスなどでキレイにしてからオイルレベルゲージを元に戻し、再度引き上げて確認します。

オイルレベルゲージのLowとHighの間は1Lのため、ダイヤのメモリ1つあたり、200mlです。

ポイント

  • オイル量をチェックする際は水平な場所で行う
  • エンジンは冷えた状態で行う(暖気した状態と冷えた状態でオイルの体積が変わるので、計測する際は毎回条件を同じにする必要があります)

愛車のチェック

もともとダイヤの3つめまであったものが2つめまで減っており、1000km走行後の確認のため、約1000kmの走行で200mlオイルが減った計算になります。

S2000オーナのブログを見ると3000kmで1L減ったり、2000kmで1減ったりと個体差によって状況は違うようですが、平均的なオイル消費量だと思います。

オイルが減っていた場合は、継ぎ足しをして規定量にする必要があります。

本来であればオイルが減っている場合、劣化したオイルに新しいオイルを足してもキレイにはならないので、全部抜いて交換するのが1番良い方法ですが、距離を走っていない状態で全交換するのも、もったいないので、継ぎ足す方法で考えています。(5000kmまたは半年で交換予定)

オイル交換時に必要な量

S2000でオイル交換する際に必要になるオイル量は、4.5Lです。オイルフィルターを交換する際は、4.8Lです

まとめ

S2000に搭載されているエンジンは9000回転まで回すことができ、NAでありながらリッターあたり125馬力を発生させる高パワーなエンジンになるため、通常のエンジンよりもシビアなオイル管理が必要です。

S2000をエンジンブローさせないためにも、1000kmごとのオイル量チェックをお勧めします。

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